東京女子流

【感想/レビュー】東京女子流 / Tokyo Girls Journey | 10年という歳月「重み」と「想い」が詰まった最高の1品

 

 

東京女子流 10周年インタビュー】過去の自分とメンバーへのメッセージ ...

 

Tokyo Girls Journey (EP) がついに発売されました!(なんと神々しいビジュアルなんだろう…)

発売日である2020年5月5日は、

なんとメジャーデビュー10周年の記念すべき日です。

 

コロナウイルスの影響でなかなか披露する機会が限られていて残念ですけど、

非常に素晴らしい曲たちですし、少しでも早く公の場で披露できる場ができることを願ってやみません。

 

最近のアイドルシーンではSHOWROOMやインスタライブでメンバーの姿を観ることが当たり前になっていますが、

やっぱりそれに触れれば触れるほどリアルの場って大事だなと痛感させられます。デジタルはあくまでサブであるなと。

 

さて、話を戻しましょう。

 

今回の記事では曲のお話はもちろんのこと、

10周年という言葉の重みについてもお話していこうと思います。

さらっと流してしまいがちなところですが、東京女子流さんを語る上で外すことのできない要素です。

 

では、参りましょう。

 

10年という歳月の偉大さ

 

この10年という期間。さらって流しちゃいがちですけど、とんでもありません。

10年もアイドル(僕はあえてアイドルと表現してます)でいられるグループはいくつあるでしょうか。

 

今から10年前といえば、2010年です。

2010年には今や最大規模のアイドルフェスであるTIFが初開催された年です。

アイドルシーンがAKB48のお陰で盛り上がってきていた時期ですね。

2009年発売の「言い訳Maybe」「RIVER」で勢いを加速させ、瞬く間に圧倒的地位を確率した翌年です。

 

その記念すべき初開催時である2010年の出演者をみてみましょう。


wikiより引用

 

2020年現在、アイドルオタクをやっている人間で、半分も知ってるオタクはいるでしょうか?

個人的にはぱすぽ☆テクプリはライブに足を運んでいたのでかなりエモいです。

 

そしてよく見てください。

東京女子流さんもしっかりと出演しております。

2010年5月5日にメジャーデビューした直後ですね。

 

ここで勘のいい方は、

「スパガとかさくら学院とかエビ中とかももクロもいるやん!!!」

と東京女子流もその同格だとお思いになるかもしれません。

 

断言します。そこで比較対象になるのは、ももいろクローバーだけです。

それはなぜかと言いますと、

「初期メンバーで構成され、新メンバー加入がないグループだから。」

 

スパガもエビ中もでんぱ組もさ学もどのグループもこの条件を満たすことはありません。

「この条件を満たすことがどれほど難しいことのか。」ということを暗に示してくれます。

 

ここで中島卓偉さんのお言葉を引用させて頂きます。

中島卓偉さんはハロー!プロジェクトのグループに楽曲提供をしているミュージシャンです。

アイドルは活動期間が短い。

あっという間に散っていく人生だから

濃く生きなきゃいけなきゃだめなわけよ

その人生の中でいい曲を1曲でも歌って欲しい。

中島卓偉さんMC

 

まさにその通りですね。本当にあっという間に散ってしまう。

 

東京女子流はそんな変化の非常に激しいアイドルという世界でも、

初期メンバー5人のうち4人が残っており、新メンバーの加入もなく、10年後の今も活動を続けている。

めちゃくちゃ素敵じゃないですか??

 

そんな東京女子流さんの10周年の記念すべきシングルを聴かないわけにはいきません。

-AD-

薔薇の緊縛について

 

まずは総評からいきましょうか!

▼ 収録内容はこちら ▼
CD
1)Ever After
2)薔薇の緊縛 introduction
3)薔薇の緊縛
4)キミニヲクル

DVD
GIGS at AKASAKA ~TOKYO GIRLS’ BAND STYLE~ 2020.2.2
1) Ever After
2) 薔薇の緊縛

 

この中で、Ever Afterは既に配信されているので、

純粋な新曲は「薔薇の緊縛」「キミニオクル」の2曲です。

今回はこちらの2曲についてレビューしていきます。

 

Apple Musicのサブスク登録している方はこちらからお聴きください。

 

 

薔薇の緊縛は、近代女子流って感じです!僕の中での近代は2017年以降ですね。

テクノとか打ち込み系の音が主役になることが増えた時期です。

ただ、昔っぽい雰囲気も漂っているのが不思議なところです。

「Bad Flower」「pain」「運命」あたりの曲にも近しい感覚が個人的にはあります。

 

それは女子流の系譜といいますか、

ダークなメロディーラインから連想される独特な世界観のせいかもしれません。

 

こちらの曲は衣装を山邊未夢さん、振り付けを庄司芽生さんが担当しております。

衣装はキラリ☆の衣装をモチーフにして製作したそうです。

 

山邊未夢さん

今回10th Anniversary Singleということで、10年前「キラリ☆」という曲でデビューしたので、

今回はその「キラリ☆」の衣装をモチーフにした衣装にしました!

当時はモノクロだったのですが、今は全員が20歳を越えて大人になったので、大人のカッコよさも入れたいと思って、黒い部分は全員レザーで統一しました!

そしてシルエットで見たときは当時と一緒なのですが、その時よりデザインが1人ずつ違っていたり、

チュールやレースなど透ける素材を多めに入れたのもポイントです。

当時はシンプルで大人な衣装を着ていたのですが、今回はそこをさらに大人に、

そして全体のキーワードとして「カッコよさ」と「上品さ」を取り入れました。

https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000369

 

ちなみにデビュー当時の衣装はこちらですね。

東京女子流、デビュー曲「キラリ☆」リリース直前記念ライヴが同時生 ...

 

庄司芽生さん

初めて自分たちの曲をフルで振付しました。

この曲は「手に入れたいけど手に入らなくて、でも手に入らないからこそ縛り付けたくて…」という「緊縛」というものが1番キーワードになっている曲だと思ったので、その部分をどれだけ表現できるかというところにこだわりました。4人で縛られているような形を表現したり、ひとみが感情的に縛り付けるような箇所を作ったり……他にも色々入れ込んでいるので注目してライブで見てもらえたら嬉しいです。

そして、イントロ・間奏・アウトロを少し長めに作って頂いていたり、1番Aメロの後に短い間奏が入っていたり、曲自体の構成がとても面白く、ガッツリ踊れるようにしていただいていたので「静」と「動」を意識しながら、観てて飽きないものを作れるように考えてみました! 歌っているところはあまり動かず、間奏でガッツリ踊りだすギャップもポイントのひとつだと思っています。

https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000369

 

-AD-

キミニオクルについて

 

キミニオクル のMVより

 

こちらの曲のテーマは、

「10年後の未来の彼女たちが今の彼女たちに歌っている曲」です。

もうテーマが最高にエモいですね。個人的には堪りません。

別に10年後に”こうなっている”とか”あーなっている”という曲じゃなくて、未来の自分が今の自分に向けた歌であること。

 

キラメキオイカケル キミニヲクル 

まだまだ イケるって ほら

そこにあるリアル忘れないで

キラメキオイカケル キミニヲクル 

コノバショにつながるサイン

ちゃんと見えるはず

いまだから言えるよ 本当に 

もぅThank You

 

辛い時、苦しい時、本当の自分が何か分からなくなる時。

そんな時期は誰にだってある。でも、幸せのカタチはもう知っているはず。

今、目の前にある景色を忘れず、未来へ向かっていけば間違いない。

そう感じさせてくれる一曲になってます。

 

-AD-

東京女子流にしかないもの

 

<以下、個人的な意見です!!>

 

東京女子流10周年記念シングルの詳細発表 - 音楽ナタリー

 

10年経った東京女子流さんの魅力ってなんだろうって考えたときに思いついたことがあります。

それは、10年という歳月に凝縮された苦難や葛藤のストーリーだと思います。

 

メジャーデビューしたのが2010年のアイドルシーンが盛り上がり始めた時期。

音楽業界もライブやイベントというCD以外での活路を見出し始めたところです。

女子流は素晴らしい音楽と魅力的なメンバーのおかげでうまく時流に乗りトントン拍子で階段を駆け登る。

2012年、2013年に日本武道館での公演を達成。

 

しかし、その後は肥大しすぎたアイドル業界はまさに群雄割拠の時代へ。

限られたパイをどうやってもぎ取っていくのか。

それができるところが”勝つ”ようになるのは自然の摂理。

資本を投入してメディア露出を自由にコントロールすることの強さを実感することになります。

中小クラスのグループは生き残りをかけた戦い方をし続けるしかない。

 

決してトップクラスとはいえない東京女子流さんも、その抗えない業界の勢いに呑まれるかたちでシーンからは遠のいてしましました。

これまでの客層だけでは厳しい、新規顧客を狙っていかないと…。尖がらないと生き残れない…。

当時はBiSやBABYMETALが勢いを増していたタイミングです。

 

そこでのアーティスト宣言。

東京女子流はより持ち前の実力と楽曲を活かしたコンセプチャルなグループになったと思います。

ただ、既存客と新規顧客の両者の関心得るのは想像以上に難しいことだったのかもしれません。

様々な対バンやイベントを経験し、彼女たちも試行錯誤したはず。

 

「自分たちで自分たちの進む道を考えること」を、

今まで以上にトライしたのではないかと思います。

 

10周年ということでメンバーの様々なインタビュー記事が公開されています。

山邊未夢さんはインタビューで、

2015年が個人的に1年を通して、葛藤もしたし成長も出来た大きな年だったといっています。

山邊未夢 10年間を振り返ると本当に色々ありますが、2015年は1年を通して個人的に葛藤もしたし成長も出来た大きな年だったと思ってます。作詞など制作にも携わるようになり、メンバーが5人から4人になったり、今までとは全く違う環境になり、メンタルの部分でも人としても、そこでひとつ階段を登れた年だったと思ってます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5bdadeb8c4c1c41c7f199a2ff44fa8e2145a4d4

 

新井ひとみさんも以下のように発言しています。

新井ひとみ グループだからこそ信頼しあって助け合ったり、困難を乗り越えてこられたり、逆に嬉しい事はみんなで分かち合えたりした10年間だったと感じます。しかし、東京女子流から一歩外に出て1人でお仕事してみると決定事項を任されたり、責任が自分に問われたりするので意思を持って行動する様になりそれをグループに還元出来る様になったのではないかと感じています

 

メンバーの言葉からも壁にぶつかったことで、試行錯誤してきた様子が伺えます。

 

これらの経験は確実に彼女たちを人間的に成長させているに違いありません。

発せられる言葉、ON/OFFの切り替え、謙虚でひたむきな姿。

人間性はその所作に現れると言いますが、その通りだなぁと彼女たちを観ていると思います。

 

また、メンバーがインタビューで”売れたい!”といっているのがとっても素敵でした。

「口に出せないような夢は何にも叶わない」

と僕の好きなアーティストがいっていたこと思い出しました。

 

確かにCDは売れない時代かもしれない。

でも、音楽がなくなることは未来永劫来ないと確信できる。

カタチを変えてでも東京女子流さんみたいな素敵なグループは活動を続けて欲しい。

 

10年後もその先も何らかのカタチで東京女子流さんが残っていたらいいな。

 

 

 

この記事で少しでも東京女子流を好きになる人が増えたら嬉しいです。

 

7月の定期ライブで会いましょう。それまでみなさんお元気で!

今の東京女子流のライブがマジでカッコいいってみんな知ってる?https://www.excite.co.jp/news/article/Entamenext_2309/ 庄司芽生さん好きすぎる。...
”好き”をもっと
U-NEXT

U-NEXTではハロプロのライブ・ミュージカル作品を幅広く配信!

U-NEXTに
31日間無料トライアルで登録 ▷

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。